エンディングノート記入時に気をつけること
【ボールペンを使う】
第三者に書き換えられないように、鉛筆ではなく
ボールペンなどの筆記具を使用しましょう。
【内容を理解したうえで記入する】
エンディングノートには、耳慣れない言葉や難しい用語が
でてくるかもしれませんが、エンディングノートを書くときには、
内容を理解したうえで記入するようにしましょう。
よくわからないまま軽い気持ちでチェックを入れたりすると
自分の思いが誤解されたり、家族を混乱させたりしてしまうことにつながります。
意味がよくわからないときは記さないことも選択の一つです。
また専門家に相談してアドバイスを受けるのもよいでしょう。
【選んだ理由も記しておく】
項目の選択肢を選ぶだけでなく、余白でもいいのでその理由を記しておくと
希望が実現されやすく、読む人に納得してもらいやすくなり
ご家族の悩みが軽減されます。
またご家族にご相談できるようであれば、その項目についてお話しをされて
みるのもよいでしょう。
【ページごとに日付を書く】
人の気持ちや考え方は、時間とともに変わります。
日付を書いておけば、そのとき、どう思っていたのかという事実がわかります。
後日書き足したり、修正した場合は、過去の日付は消さずに、線などを引き、
日付を書き足していくことで、時間の経過とともに気持ちが変わったことに
気がつくと思います。
項目によって書くところと書かないところがある場合もあったり、
項目ごとに考え方が変わる場合もありますので
ページごとに日付を書くことをおすすめします。
日付は年月日(例:2015年10月22日)で記入しましょう。
エンディングノートの基本的な項目
エンディングノートはいろんな種類のものがありますが
一般的には以下のような項目が入っています。
まずはご自身の興味のある項目から埋めていくのがよいでしょう。
【自分のことのページ】
・自分の歴史(自分史)、家族、家系図
・趣味、サークル、おつきあい
・体について(健康・病気・介護)告知や延命治療、臓器提供など
【財産のページ】
・貯蓄、保険、年金、借入
・不動産など
【ラストプランのページ】
・葬儀、お墓
エンディングノートを有効なものにするために
【エンディングノートを託す人にあらかじめ伝えておく】
エンディングノートは、書く人がいて、それを託される人がいて、
両方揃って実現につながります。
託される人は家族だったり、信頼できる友人だったりと複数いるかもしれません。
その方が何も知らずにエンディングノートの中で指名されたと知って
びっくりさせてしまわないように、あらかじめその相手に話しておきましょう。
ご家族に相談する場合は、年末年始やお盆など、みんなが集まる時に
お話しされてみてはいかがでしょうか。
【定期的に見直しましょう】
家族や友人に相談した結果などを受けて、日々自分の考えが変わることがあります。
エンディングノートは1度書いて終わりではなく、定期的に見直しましょう。
自分の誕生日、結婚記念日、お正月など1年に1度忘れない日などが
よいかもしれません。